まわりの人の幸せのために自分ができること ~人権・同和教育参観日~
2024年11月18日 19時00分本日、人権・同和教育に関する授業参観を実施しました。
1年生は、バリアフリーについて考える学習を行いました。実生活の中で起こるバリアについて考え、よりよく生活するためには何が大切で、今から自分にできることは何か考える機会となりました。
2年生は、「パリオリンピックから、身近な差別について考える」と題し、SNSに投稿される誹謗中傷について考えました。匿名であったり、相手の顔が見えなかったりする中で、安全・安心な生活を奪っていく書き込みについて考えていきました。自分の何気ない一言が相手を深く傷つけることがあることを理解し、これからの言動について真剣に考えました。
3年生は、部落問題学習を進めています。本日は、結婚差別について資料「峠」を使い、部落問題について正しく理解することを学びました。差別が人間の心の弱さから生まれていることに気付き、間違っていることを間違っていると強く言える生徒に育てていきたいと考えています。
特別支援学級では、教材「ちがいのちがい」を活用し、あっていい違いといけない違いについて考えました。差別をしないために、どのように考えて行動することが大切なのか真剣に話し合いました。
6時間目の講演会は、中矢 匡(なかや ただし)さんをお迎えし、「地球の上に生きる」と題し、お話をしていただきました。講演会の始め、世界各地から集まった中矢さんの仲間?の紹介があり、和やかな雰囲気で講演はスタートしました。世界80か国以上の国々を訪れ、現地の人と共に生活する中で体験したことや感じたことを、熱く語っていただきました。現在、中矢さんはウクライナの子どもたちに、日本からおもちゃを送るという支援を行っています。スライドには、日本から送られたぬいぐるみを抱えてニッコリするウクライナの子どもの姿もありました。この純粋な笑顔が戦争によって、いつ奪われるか分からない状況にあることを考えると、戦争の愚かさを強く感じると同時に今自分にできることはないかと考えました。次の自分自身の行動につながるお話しでした。
周囲の人を大切にする、自分にとって大切な人を守るために今の自分にできること、当たり前だけど大切なのは命を守る行動、いろいろな思いを持って温かい気持ちになれる一日でした。