11月15日(土) 人権・同和教育参観日
2025年11月15日 20時00分本日、人権・同和教育参観日を行いました。朝から多くの保護者の方が来校し、生徒の授業の様子を参観しました。
1年生は「牛のかたちうき」を資料に授業を行いました。江戸時代の身分制度が生んだ差別の構造と、その不合理さを歴史的に学び、現代の人権意識につなげることをねらいとしています。差別が生まれる仕組みや、人間が雰囲気に流されて身勝手な言動をとる危うさを考え、自分の言葉や行動に責任を持つことの大切さを学びました。
2年生は、自分たちが行ったSNSに関するアンケート結果を基に、SNSの「便利さ」と「危険性」を両面から理解するとともに、SNSトラブルに巻き込まれないために、一人ひとりがすべき行動について深く考えました。
3年生は、「小春日和」を資料に授業を行い、部落差別によって起こった結婚差別について考えを深めました。差別は知識不足や偏見から生まれることを理解し、正しいことを理解することと勇気ある行動によって乗り越えられることを学びました。人は誰でも幸せになる権利を持っているという人権の基本に立ち返りました。
本日は、特別講演会として本校体育館にて、アラスカを拠点に活躍される写真家・松本紀生さんの講演会を開催しました。松本さんは、アラスカの雄大な自然や野生動物を撮影した写真や映像を紹介してくださいました。本日は、準備をしているときに松本さんが、「参加者の皆さんにアラスカの自然のすばらしさを満喫してもらいたい」と、ステージ上のスクリーンの使用を取りやめ、体育館の背面を大画面として活用し、迫力ある映像を投影。まるでプラネタリウムのような臨場感に、生徒・保護者ともに心を奪われました。
講演の中で松本さんは「最高の1枚はまだない。だからこそ求め続ける」という言葉を語られました。夢の実現に向けて挑戦し続ける姿勢は、参加者一人ひとりに強いメッセージを届けてくださいました。