R7小野中日記

本日、避難訓練を実施しました。

2025年12月17日 19時30分

 本日、避難訓練を実施しました。今回は「震度7の地震が発生し、屋外への避難ができず、放送機器等も使えない」という状況を想定して訓練を行いました。

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 更に、各学級から負傷者が出た場合を想定し、保健室での対応や重傷者の移動方法について確認しました。

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 職員室を本部とし、各学級の授業の状況や教職員の所在を確認しながら、生徒の安全確保について考える訓練となりました。

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 避難状況の確認後、体育館に集まり、全校生徒で防災に関する講話を聴きました。

 本日の講話は、防災士の資格を取得している3年生の生徒と、東日本大震災の被災地視察研修に参加した教員の二人が行いました。

 防災士資格を取得した3年生からは、次のような話がありました。

 防災は特別な仕事をする人だけのものではなく、中学生にもできることがあります。ハザードマップで自宅周辺の危険を確認したり、避難所までの道を歩いてみたり、近所の人と挨拶をして顔見知りになることも大切です。こうした日常の中でできる備えが、命を守る準備になります。

 また、「釜石の奇跡」の話から、災害時には人任せにせず、自分で判断し、声を掛け合うことの重要性を学びました。災害は身近なところから起こります。「防災は誰かに任せるものではなく、一人ひとりが作っていくものです」と力強く語ってくれました。

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 東日本大震災視察研修に参加した教員からは、次のような話がありました。

 震災の記憶を風化させず、次の災害に生かすことが大切です。被災地を訪れ、普通の毎日がどれほど幸せなことなのかを改めて感じました。あなたの明日、大切な誰かの笑顔を守るために行動すること、そのためにまず自分が生きていることが必要です。生きることが、夢や希望をかなえる第一歩であることを伝えてくださいました。

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 今回の訓練と講話を通して、生徒たちは「防災は特別なことではなく、日常の中でできることから始める」という意識を深めました。小野地区にもため池の決壊や土砂災害、川の氾濫などの危険があります。日頃の備えが何よりも大切です。今後も学校全体で防災意識を高めていきます。保護者・地域の皆様も、ぜひご家庭で防災について話し合ってみてください。