愛媛県総合体育大会後記~剣道部~

2024年7月25日 07時24分

7月23日、24日に県武道館で県総体「剣道の部」が実施されました。

本校からも「小野中」として個人戦男子3名、女子2名、男子団体戦に松山市の代表として出場しました。

初日の個人戦は思ったような結果がではなかったかもしれませんが、男子は翌日の団体戦に備え対戦が予想される学校の生徒の試合の様子を研究。女子は勝ち残った同じ剣道会の他校の生徒のサポートに悔しい気持ちを抑えて笑顔で献身的にあたっていました。その後は、全員で明日に向けて稽古をし、さらに1日目の部が終わり練習に開放された主道場でも男女全員が元気に稽古をしました。

団体戦は1回戦、ライバルの勝山を破り勝ち上がってきた古豪の三間剣道会を母体としたチームと対戦。先鋒、次鋒が粘る中、中堅、副将、大将も気合の入った戦いをしましたが惜敗しました。

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勝負に勝ち負けはつきますが、小野中剣道は試合以外のところでたくさんの美しい姿が見られました。1日目は個人戦に出場しない男子生徒が剣量(試合前の竹刀の重さや弦の張り具合の検査)に出向き、個人戦の子たちが公開練習に十分に参加できるように。また翌日の団体戦には3年女子2名が試合がないにもかかわらず応援・サポートに駆け付け朝から剣量に走り回ってくれました。

惜敗した後も最後まで残り試合で健闘する他校の生徒の活躍を讃えていました。その後、片づけにもダッシュで出向いていました。

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その後、監督のK先生の元に集まり話を聞きましたが、みんな真剣に聞く姿も心打たれるものがありました。3年生はこの3年間で学校生活においても大きく成長しました。この2日間も頼もしさ、そして優しさを感じました。

稽古と剣道は一区切りではあるかと思いますが、稽古や剣道で身に着けた心や様々な目に見えない力は財産として一生残ります。学んだこと・身に着けたことを大切に頑張ってほしいと思います。

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また初めて剣道会場に出向きましたが、練習やアップ中など一度場内アナウンスが入ると練習をやめてその場に正座をし、アナウンスをする方の方向に向きなおし、アナウンスが終わると座礼をしていました。この所作が100人以上いる主道場の生徒の動きが見事に揃っていました。また、応援も拍手のみ。一本取った時に自分のチームだけでなく、素晴らしいプレーにその他の観客も拍手をするというこれもまた素晴らしい場面に立ち会えました。

日本伝統武道の一つである「剣道」。美しい日本、日本人を継承することに必要な、そして後世に残したいものの一つであることは間違いないでしょう。その剣道そのものをこの小野の地に大事に残していただいている小野剣道会の関係者の皆様にも感謝です。ありがとうございます。

これからも小野に剣道ありでよろしくお願いいたします!