松山市総体<女子バスケットボール>
2024年6月15日 06時39分女子バスケットボール部です。最終的に他を寄せ付けず優勝した「松山西中」と2回戦で戦うことになりました。周囲からはもったいない当たりと言われましたが、くじ運も運命として受け入れこの日を迎えました。
<1Q>4-10
ロースコア勝負に持ち込む作戦通り最少失点で粘り2Qにつなぎます
2Q 8-21
小野のエース4番Yさんに執拗なるマーク、ヘルプが寄り、そしてダブルチームなど仕掛けて来られ、その他の4人にも張り付き。ターンオーバーが増えて一気に点差が開きます。2Q終盤に相手ファウルが重なり小野にフリースローのチャンスが増え、加点します。
ファウルを誘う8番Aさんのベースラインドライブ
常に強い気持ちで相手に向かうプレスやドライブの5番Sさん
体調不良ながらも身体をはってリングアタックをする7番Kさん。
巧みなドリブルワークでゴール下まで切りこむ10番Oさん。
<ハーフタイム>
4番Yさんにボールを集めることに絞り、相手のマッチアップを変えるためスクリーンをかけスイッチし勝負することにします。またプレスのタイミングも確認し後半にのぞみます。
ミーティングの後、選手たちでハドルを組みキャプテンの掛け声のもと気合が入ります!!
3Q 13-11
相手のマークを外すオフボールのスクリーンでノーマークができ始め加点します。またエースYさんにもボールが入り攻撃の起点になりはじめました。DFは少し中を絞り外は最後にケアをしこのQは初めて相手を上回りました。そしてリバウンド、ルーズボールの支配率が上がり小野のバスケスタイルが発揮されました。
この二人。6番3年生Nさん、9番2年生MさんはDFで身体をはって相手を止め、さらには鍛えたフットワークで相手を攻撃エリアに入れることを徹底的に阻止してくれました。
4Q 13-16
最終Q。時間がないため3Pをうつ作戦に出ました。ハンドオフプレーからの3P、だめならドリブルドライブモーション。ノーマークで3Pを打つことはできましたがリングに嫌われました。しかしながらその虚をつきオフェンスリバウンドから加点します。小野キャプテンの激しい檄はこのチームになって初めてのことでした。それだけ思いの強さを感じました。そして相手のエースを4ファウルまで追い詰めましたが時間が来てしまいました。
<試合終了>38-58
前半2Qは悔やまれますが相手もメンバーを変えずに最後まで戦い、後半は互角でした。相手チーム監督も「勝った気がしない」と。
昨年9月からのスタート。3年生が残る中、新キャプテンとなり、途中思いがけないこともありましたが、苦しみ、悩み、耐えてきた中で自分達が見つけた「小野女子バスケスタイル」いつも笑顔、明るく、くじけない。一人の喜びはみんなの喜びを、今回最後の総体でも発揮してくれました。
他の学校の選手や保護者からも、小野女子バスケは憧れのチームワークと褒められたり、応援されたりしたことが今年の3年生にとっては一番の勲章だと思います。この試合も多くの本校関係者、そして他校の選手・保護者の応援の元、やり切りました。
自然とあふれる涙には、この9か月の思いがつまっていました。
最後のミーティングでも涙が溢れましたが、その後は明るい雰囲気で記念撮影をしました。3年生はこれで引退となります。彼女たちの思いは次の世代に引き継がれます。
応援ありがとうございました!!
※毎回多くの写真を撮影していただきありがとうございました。1000枚以上を越える写真をすべて掲載できなかったことお詫び申し上げます。